貴景勝関 Takakeishou Zeki(sumo wrestler)

貴景勝関 優勝おめでとうございます。

私が関取に注目したのは 関取が幕内力士になった時のインタビューでした。テレビによると通常は親方とどうせきでインタビューをうけるそうです。しかしこのときは貴親方は渦中にいて出席ままならず一人でのインタビューになりました。臆することなく堂々としてはたちそこそこでこんな考えを持てるなんて本当に驚きました。

11月23日にNHK東京の相撲担当者にファックスを送りました。関取が他の関取とは違うところを垣間見たものですから。内容はこうでした。

Date :                 2018/11/23

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一昨日の幕内力士の土俵入りの時です。

貴景勝関が土俵に上ったあと力士が二人あがりましたが、どう見てももう二人乗れるスペースはない。私も見ていて二人は狭くて入れないのではと思いながら見ていました。

貴景勝関はちらっちらっと横を見ていましたが、1、2秒後一歩前にでました。続いて隣の力士も前に出て全員乗れるスペースがとれました。

私は見ていて感心しました。

気配りのできる方だなあと。

ちらっちらっと2度見たのは、自分がどの位動けば全員のスペースがとれるのか計算していたと思います。その計算で一歩前へという結論をだしたのたと思います。

瞬時に距離を測り 分析し 結論に導く、今場所の貴景勝関の相撲に凝縮されているように思うのですが。 以上

 

私が一番感心したのは「弱い自分に負けそうになると自分に向きあって立て直す」というところでした。弱い自分とは何かと、それは自分にとってより楽な方法をとることでぶれないようにしたと。ぶれないようにと教えたお父さんでさえもこの優勝にはぶれたかったと言っていた。親子で本音でこれ程質の高いインタビューに応えてくれるのは心温まります。